一景入魂

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感じたヒト・モノ・コトをフォトで伝えます

私が経験した水害 @平成30年 津保川水害

7月8日、降り続いた豪雨の影響で岐阜県関市を流れる津保川が氾濫し、関市富野地区から上之保地区にかけて936軒(出典:関市HP・H30年 7月12日時点)が床上・床下浸水する被害に遭いました。

 

私は、連続でワイパーを動かさないと前が見えないほど、強い雨が降る中クルマを走らせ、

 

深夜1時~2時頃、実家がある岐阜市内で不謹慎ながら、増水する長良川や水門を閉じた長良橋などを撮影しました。

 

橋桁を覆うほど水位が上がった長良橋

橋桁を覆うほど水位が上がった長良橋=8日0時34分長良橋付近の堤防で

 

長良橋水門閉鎖

市街地への水の流入を防ぐため水門を閉じた長良橋=8日1時11分、長良丘1交差点で

橋桁を覆うほど水位が上がった忠節橋

橋桁を覆うほど水位が上がった忠節橋①=8日2時2分忠節橋付近堤防で

橋桁を覆うほど水位が上がった忠節橋②

橋桁を覆うほど水位が上がった忠節橋②=8日2時2分忠節橋付近歩道橋で

 

その後、現在住んでいる関市上之保に向かって車で走りました。

 

 

午前3時半頃、関市神野地区にある、可児自動車を過ぎた辺りに差し掛かったとき、道路の片側車線が浸水していました。

 

 場所はこちら。

www.google.co.jp

 

水位が低かったので、通り過ぎようとしたら、進むにつれて深くなっていきました。

 

「これ以上進むと動けなくなる」と思い、引き返して、まだ浸水していない空き地に車を止めました。

 

片側車線のみが浸水している=8日3時40分頃関市神野・下日立地区で

片側車線のみが浸水している=8日3時40分頃関市神野・下日立地区で

 

30分後、道路は水没し、辺りは川と化しまった。

 

水没した道路=8日3時49分関市神野・下日立地区で

水没した道路=8日3時49分関市神野・下日立地区で

バス停手前にある消防車庫まで迫る水=8日3時54分関市神野・下日立地区で

バス停手前にある消防車庫まで迫る水=8日3時54分関市神野・下日立地区で

 

徐々に水位が上がり・・・

消防車庫まで迫る水=8日4時3分関市神野・下日立地区で

消防車庫まで迫る水=8日4時3分関市神野・下日立地区で

 

水没したバス停=8日4時4分関市神野・下日立地区で

水没したバス停=8日4時4分関市神野・下日立地区で

 

バス停奥にある、道路は立ち入るのが危険なほど濁流が押し寄せています。

  

完全に水没=8日4時14分関市神野・下日立地区で

完全に水没=8日4時14分関市神野・下日立地区で

完全に川と化した下日立地区=8日4時40分関市神野・下日立地区で

完全に川と化した下日立地区=8日4時40分関市神野・下日立地区で

 

車が心配になり、浸水していない裏道を探して、車を見たらドアの下ギリギリまで浸かっていました。少し高いところに移動させ、なんとか水没を免れることができました。

 

 

ちなみに私の車は、左端の水色の車です。

 

目の前を見ると・・・

家屋の前を濁流が押し寄せている=8日5時3分関市神野・下日立地区で

家屋の前を濁流が押し寄せている=8日5時3分関市神野・下日立地区で

 

5時半頃、水は徐々に引きいていきました。

 

様子を見る地元住民=8日5時34分関市神野・下日立地区で

様子を見る地元住民=8日5時34分関市神野・下日立地区で


辺りを見回すと、道端に流れた泥を水で流す人や、

 

道端の泥を流す住民=8日6時12分関市神野・下日立地区で

道端の泥を流す住民=8日6時12分関市神野・下日立地区で

消火栓から水を出し、ホースで泥を流す住民=8日6時13分関市神野・下日立地区で

消火栓から水を出し、ホースで泥を流す住民=8日6時13分関市神野・下日立地区で

 

道路には、普段はあるはずのないお店の看板があったり、農業用のビニールシートが街路樹に引かかっていたりしていました。

 

水が引いた後の関市神野地区=8日6時15分関市神野・下日立地区で

水が引いた後の関市神野地区=8日6時15分関市神野・下日立地区で

上の写真の反対側車線から・・・

畑だったと思われる場所が水没している=8日6時15分関市神野・下日立地区で

畑だったと思われる場所が水没している=8日6時15分関市神野・下日立地区で

 

安全を確認し、焦りながら車を走らせ、7時半頃、上之保に着くと、言葉で言い表せない光景が広がっていました。

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

この記事は、私の記憶に留めておくだけではなく、今回の出来事を風化させないために多くの方々に知って頂きたいと思い、書きました。

 

被災された方々にお見舞い申し上げます。

 

一日も早い復旧復興を目指して。

 

がんばろう関市!!

 

がんばろう日本!!

 

記事・写真:関市地域おこし協力隊(上之保地域担当)田中 利弥